暗号資産ストレージトークンとは?
暗号資産ストレージトークンは、業界でも比較的新しいニッチです。分散型クラウドストレージを軸としており、ストレージトークンの開発者らは、ブロックチェーンの時代にクラウドストレージというアイディアを持ち込もうとしています。
CoinMarketCapは、クラウドストレージトークン、そのユースケース、及びこの新規プロジェクトの詳細を含む初心者向けガイドを提供しています。
初心者のための暗号資産ストレージトークン
暗号資産ストレージは、本質的にはより技術面に集中したブロックチェーンストレージで、任意の形式のデータを保管するのに分散型技術を使用します。
暗号資産ストレージトークンは、クラウドストレージサービスプロバイダにネイティブなアルトコインを指します。セキュリティ面でのサポートからユーザーインセンティブの提供まで、様々な機能を果たすことができます。特に後者のインセンティブ提供の機能がより一般的です。
分散型ストレージのアイデア自体は新しいものではありませんが、トークンをエクスピリエンスに内蔵することは、暗号資産業界でも未知の領域です。
CoinMarketCapでは2020年秋時点で、弊社の登録基準に従う18種類のストレージトークンが登録されています。これらのうち、最大の時価総額を誇るのは、認知度の高い分散型ファイル共有プラットフォームのトークンであるBitTorrent(BTT)です。
BTTは、さまざまなBitTorrentが提供するサービスのハブとして機能し、専用の様々な分散型アプリケーション(DApps)の基盤でもあります。ユーザーは、ネットワーク上でのエンゲージメント活動に対してBTTで報酬を獲得することもできます。
BTT以外でおそらく最もよく知られている暗号資産ストレージトークンはSiacoin(SC)であり、2015年より市場に出回っています。
SCは分散型クラウドプラットフォームSiaのネイティブトークンであり、ブロックチェーン技術を使用して従来のクラウドストレージに関連する非効率性を解決することを目的としています。
これらの暗号資産ストレージトークンは、主要な取引プラットフォームで自由に取引可能であり、CoinMarketCapに登録されている18コインはすでに10億米ドル以上の時価総額を誇っています。しかし、これは2020年秋時点での暗号資産市場時価総額のほんの約0.3%でしかありません。
対照的に、現在約100トークンを抱えるDeFi業界は数ヶ月という期間で数十億米ドル規模にまで成長し、そのトークンの数は日々増加しています。
暗号資産ストレージが選ばれる理由
クラウドストレージは普及していますが、業界の急速な成長により、「従来のモデル」の欠点も浮き彫りになってきています。
中でも、中央集権化は主な批判の的となっています。これはセキュリティが脆弱ということを意味し、そのせいでユーザーやクラウドストレージ企業に負担がかかっています。例えば、2012年のDropboxへのハッキングは、推定6800万人のユーザーデータの流出という被害を及ぼしました。
ブロックチェーンストレージは、仲介業者を取り除くことによってチェーン内のねじれを修正することを目指しています。ブロックチェーン技術を使用する他のアプリケーション同様に、企業はコスト削減、物理的資産の削減、またオペーレーションプロセスをできるだけ自動化する等の改善点も模索しています。
削減されたコストは、ユーザーに還元されます。それをするかしないかで生じる違いは明白ですね。例えば、1テラバイトのデータの分散型クラウドストレージ料金は、月額約1ドル(100円前後)です。ほとんどのプライベートユーザーのニーズには十分な容量です。
ユーザーは、仲介業者を必要とせずに自身でデータを制御し、トークン報酬の利益は結果的にプロジェクト参加による利益にも繋がります。