詳細
1. 市場全体で広がるリスク回避姿勢
主な下落要因は、マクロ経済の動きを背景に暗号資産市場全体で売りが広がったことです。米国の現物Bitcoin ETFでは、10月7日に4億8,500万ドルの資金流出があり、6月以降で最も大きな流出額となりました(TokenPost)。さらに、FRBの議事要旨から追加利上げの可能性が示唆されたことや、米国債利回りの上昇も重なり、投資家がリスクの高い資産を避ける動きが広がりました。値動きが大きくなりやすいXLMは、0.34%下落したBitcoinよりも大きく下げました。
背景: 今回の下落はXLM固有の要因というより、リスク資産から資金が引き揚げられた影響を反映しています。相場が下向く局面では、アルトコインがBitcoin以上に下落することがあります。
注目点: 米国のBitcoin ETFの資金フローデータと、10月14日に発表される消費者物価指数(CPI)が、市場全体の方向性に影響する可能性があります。
2. テクニカル指標の悪化と売買高の増加
テクニカル面でも、下落基調が確認できます。価格は7日移動平均線(0.211ドル)と30日移動平均線(0.203ドル)を下回りました。RSI-7は28.57と、売られすぎとされる水準まで低下しており、MACDヒストグラムもマイナスです。特に、24時間の売買高は44%増えて2億5,700万ドルとなり、売り圧力の強さを示しています。
背景: 重要な移動平均線を売買高の増加を伴って下回ったことから、下落の勢いは強く、まだ弱まりきっていない可能性があります。
注目点: 0.204ドル(フィボナッチ・リトレースメントの50%水準)を回復できれば、短期的な売り圧力が弱まる兆しとなる可能性があります。
3. 短期的な見通し
目先の動向は、Bitcoinが安定するか、そしてXLMが重要なサポート水準を維持できるかに左右されます。最も近いフィボナッチのサポート帯は0.186~0.172ドルです。売り圧力が続き、Bitcoinが81,000ドルを下回る場合、XLMはこのサポート帯の下限を試す可能性があります。
背景: 短期的には下落基調です。市場全体の弱さが続けば、さらに下落する可能性があります。
注目点: Bitcoinが83,000ドル付近でどう動くか、またXLMが0.172ドルを上回る水準で前回より高い安値を形成できるかを確認しましょう。
まとめ
市場見通し:下落圧力が続く
Stellarの下落は、暗号資産市場全体の不安定さを反映したもので、テクニカル面の悪化が下げ幅を広げています。
注目点: Bitcoinは83,000ドルを上回って安定できるでしょうか。また、XLMは0.172ドルを上回る水準で買い支えを得て、下落に歯止めをかけられるでしょうか。