詳細
1. テクニカル面での下落
ICPは、アナリストが重要な水準として注目していたフィボナッチサポートの2.40ドルを明確に下回りました。過去24時間の取引量は39.69%増加し、売りの強さを示しています。また、14日間のRSIは28.4まで低下し、売られすぎの状態を示しています。この下落により、これまでの持ち合いの動きが崩れ、損失を限定するための売り注文(ストップロス)も発動したとみられます。
意味すること: 重要なサポートを下回ったことで相場の流れが弱気に傾き、さらに売りが広がる可能性があります。
注目点: 日足の終値が2.40ドルを上回れば、今回の下落が一時的な「だまし」だった可能性が出てきて、短期的に反発することも考えられます。
2. 市場全体の下落
過去24時間で暗号資産市場全体は4.13%下落し、Bitcoinも4.24%値を下げました。背景には、10月28日にFRBが政策金利を据え置いた一方、当局者2人が利上げを支持したことで、金融引き締めが長引くとの懸念が強まったことがあります。さらに、Binanceで大規模なハッキングが起きたとの未確認情報が不安をあおり、30分間で6億ドルを超えるレバレッジ取引の買いポジションが強制清算されたと、WatcherGuruが伝えています。
意味すること: ICPの下落は、市場全体でリスクを避ける動きが強まった影響を受けています。ICPだけに固有の問題が原因とは限りません。
3. 短期的な見通し
目先の焦点は、2.40ドルを下回ったことです。ICPがこの水準を回復して維持できれば、フィボナッチ・リトレースメントの38.2%にあたる2.53~2.57ドルまで反発する可能性があります。一方、売りが続き、2.40ドルを回復できなければ、次のサポートは2.20ドル近辺となる見込みです。市場全体の動き、とりわけBitcoinが78,000ドルを維持できるかも重要です。
意味すること: ICPが2.40ドルを回復するまでは、相場は弱気で、下落リスクのほうが大きい状況です。
結論
市場見通し:下落圧力が強い
テクニカル面での下落と、経済・金融情勢を背景とする市場全体の売りが重なり、ICPは明確な下降基調に入りました。2.40ドルを下回ったことで相場の流れが変わっており、この水準を回復するまでは下落しやすい展開が続く可能性があります。
注目点: ICPは2.40ドルを回復して維持できるでしょうか。それとも、下落が続いて2.20ドル近辺に向かうでしょうか。