詳細解説
1. Entropy V2アップグレード(2025年7月31日)
概要: Pythは分散型ランダムネスエンジンをアップグレードし、開発者の使いやすさと応答性を向上させました。
主な変更点は以下の通りです:
- 複雑なコールバック処理に対応するためのカスタムガスリミットを導入し、マルチステップのゲームメカニクスなど高度なユースケースを可能に。
- ランダムネス要求を単一の関数呼び出しで簡素化し、導入時間を短縮。
- レイテンシーを減らすための新しいキーパーネットワークを構築し、エラー状態を明確に表示してデバッグを容易に。
意味合い: これにより、ゲーム、予測市場、NFTプラットフォームなどWeb3の成長分野で重要な高速かつ信頼性の高いランダムネスが提供されるため、PYTHにとっては強気の材料です。(出典)
2. PYTH Reserveの開始(2025年12月13日)
概要: DAOはプロトコル収益の33%を毎月のPYTHトークン買い戻しに充てる仕組みを導入しました。
技術的なポイントは以下の通りです:
- 財務割り当てと市場での買い戻しを自動化するスマートコントラクトのアップグレード。
- 収益と採用のバランスを取るためにPythian Councilによる四半期ごとの価格見直し。
- Pyth Pro(年間収益100万ドル超)やExpress Relayからの収益がReserveの資金源に。
意味合い: 短期的には中立的な影響と見られます。買い戻しは売り圧力を和らげる可能性がありますが、2025年9月以降、PythのDeFi活動は減少傾向にあります。(出典)
3. リアルタイムデータ統合(2025年8月28日)
概要: Pythのコードベースは、米国のGDPやマクロ経済データをオンチェーンで提供する機能を拡充しました。
主なアップデートは以下の通りです:
- Bitcoin、Ethereum、Solanaを含む計8つのブロックチェーンでのマルチチェーン対応。
- データの改ざんを防ぐための暗号学的検証機能を実装。
意味合い: 機関投資家の採用が進む中でPYTHにとっては強気の材料ですが、トークン価格は依然として過去最高値から84%低い水準にあります。(出典)
結論
Pythのコードベースの進化は、DeFiインフラ(Entropy V2)と機関向けデータ製品(PYTH Reserve、経済データフィード)の両面に焦点を当てています。技術的な改善は利便性を高める一方で、DeFi活動の減少は課題となっています。2026年にPYTHが小売と機関の需要をどのようにバランスさせるかが注目されます。