詳細
1. 市場全体で続くリスク回避の動き
暗号資産市場全体の時価総額は過去24時間で2.16%減少し、Bitcoinも2.3%下落しました。この下落は、10月29日に発生した過去最大規模となる63億ドル相当のBinanceハッキングをきっかけとするリスク回避の動きが続いたものとみられます。さらに10月30日には、米国の現物Bitcoin ETFで6億4,300万ドルの純流出が発生しました。これは4カ月ぶりの大きさとなる1日の資金流出です(The Block)。こうした市場全体に影響する要因が、主な下落圧力となりました。
意味すること: 今回の下落はPolygonだけに固有の動きではなく、市場全体でリスクを減らす動きの一部です。市場が下落する局面では、アルトコインは価格変動が大きくなり、下げ幅が拡大しやすい傾向があります。
注目点: Bitcoinが76,000ドルを上回って安定するか、またETFの1日あたりの資金フローが流出から流入に転じるかがポイントです。
2. アルトコインの弱さとニュースへの反応の鈍さ
Bitcoinの市場占有率は60%付近で横ばいとなり、資金がアルトコインに移っていないことを示しています。Polygonは11月2日、銀行向けインフラ「Open Money Stack」をSolanaに拡大すると発表しました(Cryptoslate)。しかし、市場全体を覆う強い逆風のなか、この発表は価格上昇の勢いにつながりませんでした。
意味すること: リスク回避が広がる局面では、個別のアルトコインにとって前向きな材料があっても、市場全体への不安や資金流出にかき消されることがあります。
3. 短期的な市場見通し
目先は弱気の流れで、Bitcoinの値動きが大きく影響しそうです。POLの主なサポート(下値を支えやすい水準)は0.085ドル付近で、さらに強いサポートは0.08ドル付近にあります。レジスタンス(上値を抑えやすい水準)は、直近の下落が始まった0.091ドル付近です。
意味すること: 市場全体のセンチメントが改善するまでは、下落しやすい状況が続く可能性があります。Bitcoinが78,500ドルを回復できるかが、改善の兆しとなるでしょう。
注目点: 11月3日の米中間選挙の結果は、規制に対する見方や機関投資家のリスク選好に影響する可能性があります。
結論
市場見通し:下落圧力が続く
Polygonの下落は主に、大手取引所のハッキングと機関投資家の資金引き揚げを受け、市場が慎重になっていることを反映しています。Polygonにとって前向きなニュースも、市場全体の下落要因に押し流されました。
重要な注目点: 今後48時間、Bitcoinが76,000ドルのサポート水準を維持できるかどうかが、アルトコインのさらなる下落を抑えるうえで重要です。