詳細
1. 技術アップグレードと価格の勢い(2026年10月4日)
概要: Kaspaでは最近、Toccataのハードフォーク(ネットワークの大規模な仕様変更)が行われ、UTXO、コベナント、ネイティブなゼロ知識検証など、基盤となる機能が追加されました。続いて9月にはSilverscript 1.0が公開され、ボールト、エスクロー、タイムロックを構築するための、より使いやすい開発ツールが導入されました。また、.kネームサービスも開始され、短期間で数千件のアドレスが登録されました。こうした取り組みは、Kaspaを高速な決済ネットワークから、分散型アプリケーションを構築できる基盤へと発展させることを目指しています。
意味すること: ネットワークの用途と開発の可能性が大きく広がるため、長期的にはKASにとって追い風となり得ます。過去1か月で価格が約50%上昇したことは、投資家の期待を反映していると考えられます。ただし、重要なのは、実際のネットワーク利用が新たな技術的能力に見合って増えるかどうかです。
(Cryptopotato)
2. コア開発者の紹介から見える進展(2026年10月2日)
概要: コア開発者Michael Suttonを紹介する記事では、Rustを使ったノードの書き換え(KIP-1)に関する同氏の取り組みが詳しく紹介されました。この開発により、毎秒10ブロックの処理が可能になりました。また、Yonatan Sompolinskyとの共同執筆によるコンセンサスプロトコル「DAGKnight」も取り上げられています。これは、設定パラメーターを必要とせず、1秒未満で取引の確定を目指す次世代プロトコルです。
意味すること: Kaspaの高い技術力と、研究を継続する姿勢を示す内容であり、KASにとって中立から強気の材料といえます。ただし、DAGKnightはまだ提案段階のアップグレード(KIP-2)で、ロードマップ上の目標時期は2026~2027年です。その効果は、まだメインネットでは実現していません。
(CoinMarketCap)
3. 大口保有者によるKASの買い増しが減速(2026年10月1日)
概要: オンチェーンデータによると、「Entity X」と呼ばれるKaspa最大規模の既知のクジラウォレットで、KASの純増ペースが大きく落ちています。月間の純流入額は、6月の約5,600万KASから9月にはわずか700万KASに減少し、10月初旬にはさらに出金が確認されました。
意味すること: 強い確信を持つ大口保有者による積極的な買い増しから、目立った変化が見られるため、KASにとっては慎重に見るべき兆候です。ウォレットが大規模な売却をしているわけではありませんが、買いが減れば、需要を支える要因が弱まる可能性があります。また、価格が一定期間、方向感に乏しい展開となる前触れかもしれません。
(CoinMarketCap)
まとめ
Kaspaは目覚ましい技術開発を進めていますが、オンチェーンの活動には勢いの揺らぎが見られ、大口保有者の動きも変化しています。今後の成長を左右する重要な問いは、新たに導入されたスマートコントラクト機能が開発者やユーザーを呼び込み、ネットワークの利用拡大につながるかどうかです。