詳細
1. トークン焼却と供給量の削減(2026年9月28日)
概要: このアップデートでは、1億LSKが永久に利用できない状態にされました。総供給量が減ることで、トークンの希少性や経済設計に影響する可能性があります。これは、プロジェクトが新たな方向へ移る中で行われた措置です。
焼却はDAO(分散型自律組織)での投票を経て実施され、ブロックチェーン上の取引記録によって確認されています。これにより、LSKの最大供給量は4億から3億に減少しました。この措置は、公開型ブロックチェーンから、新たな企業向け金融プラットフォームで使われるロイヤルティ・報酬トークンへと移行する方針に沿ったものです。
意味すること: トークンの供給量が減るため、新しいプラットフォームの利用が広がれば、LSKの価値を支える要因となる可能性があります。ただし、供給量の減少だけで価格上昇が保証されるわけではありません。また、旧チェーンの経済設計から大きく転換することを示しています。
(出典)
2. システムの保守・アップグレード(2026年8月)
概要: Liskのシステムを安定して運用するため、予定されていた保守作業が行われました。チェーンの移行が進む重要な時期に、利用者がサービスの停止や不具合に遭うリスクを抑えるための対応です。
保守作業は2026年8月17日に完了しました。それに先立つ7月14日には、ブロックの生成が一時停止した後、シーケンサーノード(取引の処理順を管理するシステム)が正常にアップグレードされました。これらの対応から、旧Lisk Chainの終了が予定されている中でも、システムの運用管理が続けられていることが分かります。
意味すること: 新機能の追加ではなく、必要な保守作業であるため、LSKにとっては中立的な材料です。資産を移行する利用者がプラットフォームを安定して使えるようにするもので、期限が迫る中で重要な対応です。
(出典)
3. 旧SDKリポジトリのアーカイブ(2024年6月11日)
概要: Lisk SDKの中心的な開発リポジトリがアーカイブされ、読み取り専用になりました。つまり、従来のLiskブロックチェーン基盤に対するコードの更新や新機能の追加は行われません。
対象のリポジトリ(LiskHQ/lisk-sdk)はアーカイブされました。最後のリリースは2024年3月のバージョン6.0.2です。この措置により、単独のブロックチェーンとしてのLisk Chainの開発は正式に一区切りとなりました。開発チームの重点は、Ethereum上での構築と新たな企業向けプラットフォームへ移っています。
意味すること: 旧チェーンの実用性にとってはマイナス材料ですが、プロジェクトが新しい方向へ進むことを反映しています。開発者は旧SDKの更新を期待できず、今後の開発がEthereum上の新しい方針に結び付いていることが明確になりました。
(出典)
まとめ
Liskの開発経緯からは、旧チェーンを段階的に終了し、企業向けの新たなモデルへ大きく舵を切っていることが読み取れます。旧SDKのアーカイブや最近のインフラ保守に加え、トークン供給量の恒久的な削減も、この移行を裏付けています。旧チェーンが終盤を迎える中、新しいロイヤルティトークンを軸とするプラットフォームの普及が、LSKの今後をどのように形づくるのでしょうか。