詳細解説
1. レイヤー1の終了提案(2026年9月7日)
概要: 2026年9月7日、Harmonyは7年にわたる独自ブロックチェーンの運用を停止し、ONEトークンをEthereumのERC-20トークンとして移行する計画を発表しました。これは、2026年8月に発生した大規模な脆弱性攻撃と、それに続く「国家主体やAIエージェント」とされるセキュリティリスクへの対応によるものです。新たに目指すのはAIを活用した動画クリエイター向けの「Remix Economy(リミックス経済)」の構築です。バリデーターは9月10日からノードの運用停止を開始でき、円滑な移行を促すために約137万ドルの資金が用意されています。
意義: これはONEにとって大きな転換点であり、独立したブロックチェーンからEthereum上のトークンへと変わります。これによりネットワーク維持の負担は減りますが、スナップショットやエアドロップの技術的リスクや、新しいAI動画プロジェクトの実現可能性に対する不確実性が伴います。
(詳細:https://coinmarketcap.com/community/articles/6a9e879d2f9c390c087cee1f)
2. 価格の爆発的上昇(2026年9月20日)
概要: 2026年9月20日までの1週間で、ONEの価格は577.11%も急騰し、最高で$0.00436に達しました。この急騰はネットワーク移行発表を受けて発生し、長期間続いていた下降トレンドを突破しました。オシレーターのRSIは96.02と非常に高く、過熱状態を示しています。また、取引高が2億3815万ドルに達し、時価総額の約3.5倍もの取引が行われました。これは投機的な動きが激しいことを意味しています。
意義: この急騰は、ONEの実際の利用価値の拡大ではなく、移行成功への期待感や市場心理に大きく依存していることを示しています。過度な買われすぎ・取引量の薄さは、移行計画が期待外れに終わったり、市場全体の雰囲気が悪化した場合に急激な価格下落リスクを高めます。
(詳細:https://coinmarketcap.com/community/articles/6aaf8ca53eb1901b3c7de051)
3. 取引所の無期限契約調整(2026年9月18日)
概要: 2026年9月18日、デリバティブ取引所のBYDFiは、ONE-USDT無期限契約の資金調達レートの間隔を従来の8時間から1時間に変更しました。これは移行に伴う価格変動の激化に対応し、ユーザー保護を強化するための措置です。
意義: この変更は中立的〜慎重な対応といえます。取引所が高レバレッジと激しい価格変動リスクを管理しようとしているサインであり、トレーダーにとってはONEポジションの監視が厳しくなることを意味します。市場の過熱やリスク管理が強化されることで、投機的な乱高下が多少抑えられる可能性があります。
(詳細:https://www.bydfi.com/en/support/ANNOUNCEMENT/articles/PERP-FUNDING-ONEUSDT-20260918)
まとめ
Harmonyは現在、大きな転換期にあります。独自ブロックチェーンから撤退し、Ethereum上での新たなAI動画経済プロジェクトに舵を切るという大胆な戦略です。この動きにより価格は激しく動き、投機的な熱気が高まっています。今後、トークン移行がスムーズに進み、新しいビジネスが成功するかがカギとなります。AIを核とした「Remix Economy」が実現するのか、あるいはONEがリスクの高いトークンとして苦境に立たされるのか、注目が集まります。