詳細
1. EIGENが反発、清算リスクに注目(2026年10月11日)
概要: EIGENの価格は10%上昇して0.248ドルとなり、200日移動平均線付近の0.22ドル前後でサポートを得て反発しました。現物市場では買いが強かった一方、デリバティブ市場のデータにはばらつきがあり、平均ファンディングレートはマイナスでした。価格が回復するなか、0.286ドルの直近高値付近には推定6,961万ドル規模の清算が集中しており、値動きが大きくなる可能性があります。
意味すること: 主要な移動平均線から反発したことは、買い手の関心が根強いことを示しており、EIGENにとって中立から強気寄りのテクニカルシグナルです。ただし、ファンディングレートがマイナスであることから、レバレッジ取引を行う投資家の確信は弱いと考えられます。また、清算が集中する価格帯が近いため、上昇が行き詰まれば急反落する可能性もあります。今後の方向性を見極めるうえでは、0.22ドルのサポートを維持できるかが重要です。
(TokenPost)
2. リステーキングの熱狂が終わり、プロトコルは方針転換(2026年9月28日)
概要: 利回りの低下やスラッシング(不正やルール違反などに対する預け入れ資産の没収)リスクの顕在化を受け、市場では大きな変化が起きています。Ethereumの主要なリキッド・リステーキング・プロトコルであるether.fiは、今四半期中にリステーキングから全面撤退すると発表しました。EigenLayerに再ステーキングされる資産は、全体の1%未満にとどまる見込みです。報道によると、リステーキングから得られる手数料は通常のステーキングと比べてごくわずかであり、事業モデルの根本的な見直しが必要になっています。
意味すること: これは、従来のリステーキングをめぐる成長期待にはマイナス材料ですが、EigenCloudが事業の方向性を転換するうえでは重要なきっかけとなります。リステーキングのマーケットプレイスにとどまらず、より幅広い「検証可能なクラウド」プラットフォームへの移行を加速させる必要があります。今後はEigenDAやEigenComputeのように、手数料収入を生み出すサービスを通じて価値を提供できるかが鍵となります。
(CoinDesk)
3. DeFiのTVLが減少、EigenCloudも下落(2026年10月16日)
概要: DeFi全体のTVL(預け入れられた資産の総額)は1.18%減少し、900億5,000万ドルとなりました。この市場全体の縮小のなか、EigenCloudのTVLは1週間で2.81%減少しました。一方、Arbitrumなどでは増加が見られました。こうしたデータは、資金の移動が続き、分散型インフラ分野で競争が強まっていることを示しています。
意味すること: EIGENにとっては、市場環境を示す中立的な情報です。TVLの減少はEigenCloud固有の問題というより、業界全体の傾向に沿ったものです。ただし、EigenCloudが厳しい競争環境に置かれていることも浮き彫りになっています。トークンの長期的な評価には、TVLの数字だけでなく、利用者を増やし、手数料収入を生み出せるかがより重要です。
(TokenPost)
結論
EigenCloudは、短期的なテクニカル面の強さを生かすことと、勢いを失いつつあるリステーキングの成長ストーリーから長期的に転換することの、二つの課題に取り組んでいます。検証可能なクラウドサービスへの実需を十分に生み出し、市場全体の逆風やトークンの供給圧力を補えるでしょうか。