詳細解説
1. SafePalとの連携(2026年1月9日)
概要:
Morphoは、ユーザー数2,500万人以上の非カストディアルウォレットSafePalと提携し、リスク調整済みのステーブルコインVault(USDC/USDT)をSafePalのEarnアグリゲーターに統合しました。これは、Stream Financeの9300万ドルの破綻などの事例を受けて、自己管理型ウォレットの利用促進を目指すものです。ユーザーはEthereum、Base、Arbitrum上で資産を自分で管理しながら利回りを得られます。
意味するところ:
この連携により、Morphoは信頼性の高いウォレットパートナーを通じてユーザーアクセスを拡大し、MORPHOの成長に寄与します。SafePalとの共同ブランドによるハードウェアウォレットキャンペーン(500台+5,000ドルの報酬)は、TVL(総預かり資産)増加を促し、Upbitハック後のセキュリティ強化のイメージを強化するでしょう(Cointelegraph参照)。
2. Nexoの無利子ローン(2026年1月8日)
概要:
NexoはBTC/ETH保有者向けに無利子の暗号資産ローンを開始し、MorphoなどのDeFiプロトコルを活用しています。MorphoはDeFiレンディングで2位に位置し、36億ドルの貸出額と100億ドルのTVLを誇ります。1位はAaveで220億ドルの貸出額です。
意味するところ:
NexoのサービスでMorphoが重要な役割を果たしていることは、機関投資家からの信頼を示しています。一方で、中央集権型レンダーが保守的な担保モデルを採用する中、競争は激化しています。MORPHOの価格は週間で8.6%上昇しており、業界全体の成長と連動しています(CoinMarketCap参照)。
3. DeFi金利の変動(2026年1月7日)
概要:
MorphoのKatanaチェーンでは、インセンティブによる裁定取引の影響でETH/BTCの借入金利が-1.5%とマイナスになりました。また、KaminoのUSDC Prime Vaultの年利は、税制の期限前に7,500万ドルのレバレッジ解消が進んだことで6.5%から4%に低下しました。
意味するところ:
これらの変動は、Morphoが季節的な流動性の変動に影響を受けやすいことを示しています。金利の圧縮は構造的な問題ではありませんが、プロトコルのインセンティブやクロスチェーンの断片化リスクを注意深く監視する必要があります(CoinMarketCap参照)。
結論
MorphoはSafePalやNexoとの戦略的な連携を通じてDeFiレンディングの地位を確立しつつ、変動の激しい金利環境を乗り越えています。100億ドルを超える預かり資産とCoinbaseやSociété Généraleなどの機関パートナーシップにより、持続的な成長が期待されます。MorphoのV2アップグレードは、補助金に依存しない自然な需要をどこまで引き寄せられるかが今後の鍵となるでしょう。